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キツツキと森の関係

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キツツキと森の関係_b0132475_11122396.jpg この中米の国ベリーズで、最もよく見かけるキツツキは、今日の写真のGolden-Fronted Woodpecker (ゴールデンフロンテッド ウッドペッカー)です。しかし、なぜか手持ちのハンディ図鑑にはこのキツツキが載っていません。あまりにも一般的な鳥であることから、限りあるスペースの有効利用のため省かれているのでしょうか。そう思うほど一般的な種類で、街中でもよく見かけます。もちろん、もう一方の大きな野鳥図鑑にはちゃんと載っています。
 日本で、場所にもよりますがキツツキは一般的な鳥ではなく、これまで見かけた人は少ないのではないかと思います。見たとしてもせいぜいコゲラではないでしょうか。
 キツツキは、他と違って独特の進化をした鳥で、とても興味深い種類です。外からは見えない幹の中に巣くう虫を探し出し、くちばしで穴を掘り、長い舌で虫を引きずり出します。そのために強靭なくちばしを持ち、幹に、どんな角度であろうとも張り付ける強い足と、鋭いつめを持っています。遠くからでも、キツツキが木に停まるとき、すぐに彼らだと分かります。他の鳥と違って、まるでセミのように幹に張り付くように停まるからです。
 一見すると、キツツキは木に穴を開け、傷つける害鳥のようですが、彼らは主に枯れ木に穴を掘って巣を作り、木を食い荒らす虫を獲ることから、実は森林にとって益鳥なのです。キツツキは害虫から森を守っているのですね。この国では、彼らは電柱に巣を作りますが。
 日本でもごく普通にアオゲラとかアカゲラを見られたらいいなと思います。そのために、電柱の材料を、コンクリート製を止めて、木に戻すべきではないでしょうか。実現すれば世界で話題になると思います。
 それに、使われない日本の針葉樹の有効利用にもなると思うし、スギ花粉症も減るかもしれません。
 カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F/5,6、1/250sでした。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。
Commented at 2021-12-28 22:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by キツツキ at 2021-12-28 22:14 x
松原祐善
Commented by 彩木里紗 at 2021-12-28 22:15 x
キツツキ
by yagyu-toubei | 2013-09-24 11:17 | | Trackback | Comments(3)

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by yagyu-toubei