生で見たい景色
2013年 08月 28日
この中米B国の、最大の都市の住宅街にある自宅上空を、毎日夕方にトキの群れが通過するのは、これまで何度もお伝えしました。この上空通過の時期は決まっているようで、1月から今月8月頃までほとんど見られなかったのですが、先週辺りからまだ少ない群れですが、通過するのが観察されるようになりました。でも、いつものコースに比べて、飛行高度が高いような気がします。
現在通過する野鳥は、 White Ibis (ホワイトイビス、日本語ではトキでしょうか)ばかりで、サギの仲間はまだ現れていません。この時期、こちら方向にはまだ餌が少ないのでしょうね。
当然のことかもしれませんが、トキとサギが同じ群れを作って飛ぶことはなく、それぞれが別の群れを作ります。どちらも群れの中の数は15羽くらいが多く、最も大きな群れは、これまで見た中では40羽くらいでした。群れは、数が多くなるほど迫力が増し、誰が指揮するのか、統制の取れた飛び方や、時には空一杯に綺麗な隊列を作るなど、下から見上げる彼らの上空通過の様子は壮観です。
私はいつもカメラを構えていますから、35ミリ版換算で100~450ミリほどの望遠レンズの視野で見ています。でも時には、もっと自由に肉眼で、或いは高性能な双眼鏡で見たいとは思うのですが、性分なのか、どうしてもカメラを構えてしまいます。この美しい風景を写真に残したいという想いからですが、しかしそれは肉眼で見られないという、大きな代償を伴います。だから私の場合は、この素晴らしい飛翔をライブではなく、写真を通して観賞していることになります。
今日の写真は、数日前に撮ったもので、素晴らしい景色なのですが、残念ながら私はこの様子を肉眼では見ていないのです。
下の小さな写真の鳥の種類が分からないのですが、この鳥群れを作らす、いつも1羽か2羽で通過します。
カメラはSony α57に、レンズはSony DT55-300です。大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。