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これは亜種か?

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これは亜種か?_b0132475_10481413.jpg 今日の写真は、ここでは極めてポピュラーなキツツキであるGolden-Fronted Woodpecker (ゴールデンーフォンテッド ウッドペッカー)のメスで、毎週末の散歩のコースになっている、この中米の国B国の、最大都市の住宅街にある自宅近くの、川岸で撮ったものです。
 キツツキの仲間は、足の爪が非常に鋭く、また握力が強いことから、こうして幹に吸い付くように停まることができ、さらに下向きになることさえできるのです。枝を握ってぶら下がることは他の鳥でもできるのですが、幹を掴んでのこのような荒業は、キツツキの得意とするところです。
 さて、今日の関心事ですが、この写真のキツツキの頭に注目してください。くちばしの付け根、後頭部から首筋にかけて、赤い羽毛の部分があるのがメスの特徴で、オスはこの赤い羽根毛の部分がメスより広く、頭の天辺まであることから区別が容易です。
 しかしこの大きな写真のメスの頭は、同じ種類で、違う個体である下の小さな写真のメスと比べると、頭の天辺に、翼と同じ、白黒の縞模様が見られます。これまでたくさんのこの種のキツツキを見ましたが、このような特徴を持った個体は初めてです。これはもしかしてこの種の亜種かもしれません。
 また、手元の図鑑を見てみると、全く違う種類のキツツキで、頭に同じような特徴を持ったのが居ますから、大昔に進化の過程で別れた種の名残が、突然変異で現れたのかもしれません。あるいはただ単に、まだ若い固体の特徴であるだけかもしれません。それにしても、下の写真と比べると目が小さいような。
 カメラはSonyα55に、レンズはMinolta AF100-300Apo。撮影データは、300mm、ISO800、F8.0、1/500s。上の大きな写真は、クリックして更に大きく見ることが出来ます。
by yagyu-toubei | 2013-06-19 11:00 | | Trackback | Comments(0)

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