Violaceous Trogon (バイオラセウス トロゴン)
2013年 05月 19日
この中米はB国の国土は、その大半の標高が低く、湿地など開発に適さない土地が多いことや、人口が少ないなども関係してか、豊かな自然が残されています。
また、かつてはマヤ文明が栄えた土地であることから、彼らのピラミッド遺跡などがあちこちに残されており、それらは貴重な観光資源ですが、一方で、未だに発掘等手がつけられていない遺跡も多く残っているそうで、知られているだけでも国内に500以上があるそうです。
その、マヤ遺跡で、かつて首都であった当国最大の都市に最も近いアルツンハは、自宅から車で50分ほどの距離にあることから、週末にはよくここを訪れます。
このB国に着いた当時、この国の観光ガイドから、この国でバードウオッチングに適した場所を尋ねた際、その回答の一つにこのアルツンハの名前が挙がったそうですが、私はすっかりそのことを忘れていました。
そのアルツンハ遺跡は、だいぶ木が切り倒されてはいますが、周りはジャングルであり自然豊かで、確かに多くの種類の野鳥を見ることが出来ます。とは言いながらも時には不調な日があり、あまり鳥に会えない日もあります。
でも先週末のアルツンハは当りの日であったらしく、いくつもの種類に出会いましたが、その中に、今日の写真のViolaceous Trogon (バイオラセウス トロゴン)のメスがいました。ここでは初めてで、全国的にも珍しい野鳥にランクされますが、この紫色のトロゴンは、割と人家近くで見かけることが多い種類です。それにしても、この遺跡でトロゴンに出会えるとはうれしい驚きです。
カメラはSonyα55に、レンズはMinolta AF100-300Apo。