火炎樹の色
2013年 05月 08日
この中米B国は現在雨季の終わりに差し掛かっており、この時期にあちこちの木が花をつけます。また花と共に、この頃には実をつける木もありますから、それらの木にはたくさんの野鳥が集まります。
今日の写真は、先日訪れたマヤ遺跡、アルツンハに咲いていたもので、赤色が鮮やかなフランボイヤ、日本では火炎樹と呼ばれる木です。この木は熱帯にしか育たないようで、日本では見かけません。
この木は、咲き始めから総ての花が散るまでの期間が非常に長く、2ヶ月くらいは咲き続け、長い期間、その美しい姿を楽しむことができます。この花、これだけ美しいのですが、この花に集まる野鳥を見たことがなく、彼らには人気がないようです。でもこの木の種は、硬い鞘に包まれていますが、コウモリたちの格好の餌となるようで、彼らにかじられた鞘を見ることがあります。
小さな写真は、火炎樹の色変わりで、この黄色のほかに淡い赤もあります。でもやはり火炎樹は、南国の青空を背景に、この燃えるような赤が一番ですね。
カメラはFujiFilm FinePix F200EXR。