Canon Power-Shot Pro1
2013年 03月 22日
キャノンはこれまでに、数々の高級コンパクトカメラを発売してきており、それらは大きく分けてPower-Shotと、IXYシリーズがあり、そしてそれぞれに高級版があります。IXY高級シリーズはコンパクトさを追求しながらも、大きなセンサーを搭載し、どちらかといえばコンパクト型高級路線であり、それとは対照的に、Power-Shotシリーズの高級機版は、性能のためにはコンパクトさを多少犠牲にしてでもといったような路線です。ですから、Power-Shotシリーズの高級機は、もはやコンパクトカメラとは言えないようなサイズになっています。
そのPower-Shotシリーズで、キャノンの長いコンパクトカメラ史の中で、唯一高級レンズシリーズ、「L」の称号のついたレンズを搭載したカメラが発売されています。それが今日のCanon Power-Shot Pro1です。
キャノンが、このカメラをPro 1 と名乗るぐらいですから、相当な気合が入った機種で、性能には自身あったのだろうと想像します。
これまでこのカメラを使った印象は、出来上がる画像が、多少の逆光であってもとてもクリアに思えます。それに発色は、ホワイトバランスがぴったりマッチときは素晴らしく、この二つを合わせて、このカメラでしか味わえない高性能さを感じます。ただ、パワーズームの使いにくさと、古い機種に共通するファインダーや、背面スクリーンの液晶の古さを我慢する必要があります。
作例写真は、逆光で撮ったのですが、コンパクトカメラとは思えない画像の高品質を感じます。
カメラを撮ったカメラは、FujiFilm FinePix F200。