リアルな石仏
2012年 06月 18日
岐阜県本巣市の自宅近くのお寺によく出かけます。いつもは境内の参道を横道にそれず真っ直ぐ行って、真っ直ぐ帰ってくるのですが、今回は少し横に逸れてみました。逸れたといっても、そこは参道からわずか10メートルほど横に入った庭のような場所でした。
その草深い庭には、これまで気づかなかったいくつかの石仏がありました。そこで驚いたことに、それらの石仏の顔がどれも非常にリアルなのです。通常石仏といえばお地蔵さんですが、それを見慣れた目には、このリアルな表情をした石仏が気味悪く感じられます。
今日の写真の石仏はその中のひとつですが、表情や体つきがとてもリアルで、まるで魔法によって、人間が生きたまま石にされてしまったような印象です。この石仏、長い間魔法は解けていないようで、体には緑のコケが生えていました。
カメラはSony Cyber-shot R1