蜘蛛の世界
2009年 09月 07日
いつもどおり、自宅庭の蜘蛛をレンズを換えながら撮影していると、いつもほとんど動かない蜘蛛が、信じられないような機敏さでレンズの視界から消えました。この蜘蛛の巣にかかった獲物の捕獲に向かったのです。かかったのは天道虫でした。蜘蛛は、糸が絡まり動けなくなっている天道虫に襲いかかり、よく見えなかったのですが、鋭い牙で止めを刺しているようでした。
止めを刺した後は、自ら出す蜘蛛の糸で獲物をぐるぐる巻きにします。そうして、とても興奮した様子で、獲物から離れ、先に巣にかかり既に乾燥してしまったような別の獲物を、喜びをかみしめるかのように噛みついていました。弱肉強食の野生世界の一場面でした。
写真は、獲物に取り付き、止めを刺しているところで、カメラはSony α700に、Minolta AF28-105です。高い描写力を持ったレンズです。