小さな花の上の小さな蟻
2009年 03月 07日
デジタルカメラは600万画素を達成した時点で、理論上これまでのフィルムカメラと並んだと言われています。その600万画素を越えたのは随分前で、今ではコンパクトカメラでも1200万画素の時代です。この数字はフィルムカメラの解像力の領域をはるかに超えています。
その素晴らしい解像力の恩恵は特に近接撮影で発揮されます。例えば人肌を撮った場合、レンズの解像力次第で産毛の一本一本まで見えるのではないかと思わせるほどです。それがコンパクトカメラでの話ですから驚きです。私のように写真も好きですが、カメラやレンズの性能が気になる者にとってはあまりよくない現象です。より強力なパワーの車に乗りたくなる、あの麻薬のような誘惑と同じで、私はそれに弱いからです。今日の写真もコンパクトカメラで撮ったものですが、こんな小さな花にいる小さな蟻の足ばかりでなく、触角もはっきり写っています。
カメラはCanon PowerShot S80。私のカメラは個体差なのか、たまにピントが甘いときがありますが、基本的には素晴らしい性能です。