誕生の痕跡
2009年 01月 15日
この国はプエリトリコからトリニダッドトバゴに向かって、点々と連なる島の中の一つです。その列から一つはみ出たようなある島がバルバドスですが、この島だけは他の島とは成り立ちが違います。
点々と連なる島はプレートの切れ目の上にあり、太古の昔に火山の活動によって出来た島です。よって、島は起伏があり、島の規模に比べて高い山があり、遠浅の海岸はありません。島から少し離れるだけで海は急に深くなり、海底に向かって沈み込んでいます。
今日の写真はその火山活動でできたと思われる痕跡です。溶岩が流れて固まり、しばらくしてまた流れては固まるということを繰り返したような様子を見せています。数えてみるとここだけでも8層ほどになります。この写真はピジョン公園でのものですが、いつも登っている高いピークが火山の噴火口ということになります。ただ、長い年月の間に隆起や沈下があったと思われますから、今一番高い所が、当時の高いところだったとは限りませんが。こういったことを考えながら土地を観察するのは面白いものです。
カメラはSonyα100。一眼レフにしては軽く、操作のしやすいカメラです。